ダイヤモンドの価値をあらわす基準の一つ、クラリティは透明度という意味を持っています。
天然の鉱物であるダイヤモンドは地中において、高温と圧力を受けることで形成されます。
このためダイヤモンドの内部には、不純物であるインクルージョンやキズ等が生じるのです。
人工物ではありませんから、不純物やキズなどが含まれることは当然だといえます。
しかし透明度が高く、輝きが美しいほどダイヤモンドの価値は高まるものです。
鑑定では、インクルージョンやキズの数などをチェックし、透明度の高さを判断します。
クラリティの基準は、11段階のグレードによってあらわされます。
もっともランクが高いグレードはフローレスであり、これは10倍の倍率で確認してもインクルージョンなどが見えないほど、透明度が高いダイヤモンドにだけ贈られる称号です。